奥歯の寿命を延ばして健康な歯を維持する方法とは

こんにちは。高崎デンタルクリニックです。
皆さまは、ご自身の歯の寿命について考えたことがありますか?
「歯は一生もの」と思われがちですが、実際には、人の寿命よりも早く寿命を迎えてしまうケースが多くあります。
厚生労働省などの調査によると、永久歯の平均寿命は約50~65年といわれています。日本人の平均寿命と比べると、歯の方が15~20年以上も早く寿命を迎えることになります。なかでも、最も寿命が短いのが一番奥にある「第二大臼歯(だいにだいきゅうし)」です。平均寿命は50年ほどといわれ、前歯よりも10年以上早く失われる傾向があります。
そこで今回は、奥歯の健康寿命を延ばすために知っておきたいお手入れ方法についてお話しします。
なぜ奥歯は寿命が短くなりやすいの?
歯を失う主な原因は、虫歯と歯周病です。奥歯は溝の形が複雑で正面から見えにくいため、どうしても磨き残しが多くなります。
さらに奥歯には、食べ物を噛むときに自分の体重と同じくらいの強い力がかかります。そのため負担が大きく、ヒビ割れや破折のリスクも高くなります。
奥歯を失うと全身の健康にも影響が及ぶ
奥歯の重要な役割は、食べ物をしっかりすり潰すことです。奥歯をたった1本失うだけでも、全体の噛む力は約30〜40%低下するといわれています。
噛む力が低下すると、次のような影響が起こりやすくなります。
- 食べ物が細かくすり潰せず、胃腸に負担がかかる
- 硬いお肉や野菜を避け、やわらかい炭水化物に偏ることで栄養バランスが崩れる
- 噛む刺激が脳に伝わりにくくなり、認知症のリスクが高まる
このように、噛む力の低下には、お口だけでなく、全身の健康維持にも深刻な悪影響を及ぼす可能性があります。
奥歯の寿命を延ばすために、今日からできる2つの対策
いつもの歯磨きにタフトブラシやフロスを取り入れる
奥歯の奥側や歯と歯のすき間は、普通の歯ブラシだけでは汚れをすべて落とせません。ヘッドの小さなワンタフトブラシや、デンタルフロス、歯間ブラシを活用して、すき間の汚れもしっかり落としましょう。
3か月に1回、定期検診やクリーニングを受ける
初期の虫歯や、歯周病の進行には、自分ではなかなか気付けません。「痛くなってから行く」のではなく、3か月に1回、歯科医院で歯石除去や噛み合わせのチェックを受けましょう。これが、歯の健康寿命を延ばす大切な習慣です。
まとめ
「奥歯を早く失うのは歯の寿命だから仕方がない」と諦める必要はありません。適切なケアを続ければ、80代や90代になっても食事を楽しむことができます。大切な奥歯を守るために、まずは歯科医院で現在のお口の状態を確認してみませんか?
当院では、定期検診に加えて歯のクリーニングも行なっています。普段の歯磨きでは落としきれない汚れも落とせますので、お口の汚れが気になる方はお気軽にご相談ください。

