こんにちは！高崎デンタルクリニックです^^

患者さんから、「親知らずを抜くと、小顔になるのでしょうか」と聞かれることがあります。抜歯後にお顔がほっそりすると感じる方もいますが、親知らずの抜歯が必ずしも小顔に関係するわけではありません。
今回は、「親知らずを抜くと、小顔になるの？」についてお話しますね。

親知らずは20歳前後で生えてくる

親知らずは、20歳前後で最も奥に生える奥歯です。永久歯の中で一番遅く生え、通常は上あご左右2本、下あご左右2本ずつ生えてきますが、もともと親知らずが生えない人や、生えてきても4本未満という方もいらっしゃいます。
必ず抜かなくてはいけないということではありませんが、日本人はあごが細く、きれいに並んで生えることが少ないため抜歯をおすすめすることもあります。

親知らずの抜歯は小顔に関係しているの？

基本的に、親知らずの抜歯で小顔になるという確実な効果は保証できません。小顔の印象になるケースは次の3つが考えられます。

【１】あごの周囲の筋肉が発達している

親知らずが影響し、強く力を加えて噛んでいる場合や噛み合わせのバランスが良くない場合は、抜歯することで噛み合わせのバランスが改善されることもあります。
それにより、あごの周囲についていた筋肉が次第に痩せてほっそりした印象になることも。

【２】エラが張っている

親知らずを抜くと、歯を支えていた周囲の骨が瘦せていきます。特に下あごの親知らずを抜歯した場合は、エラ周辺の骨が痩せて小さくなるため、しっかりとエラが張っている方は小顔の印象になる場合もあります。

【３】頬骨が目立ったり、張っている

上あごの親知らずは頬骨のすぐ下に生えているため、上あごの親知らずを抜くと頬骨の出っ張っている付近の骨が痩せて、小顔の印象になることがあります。

親知らずの抜歯は「歯の健康のため」

親知らずがきれいに並んで生えていない方などの場合は親知らずを抜くことで、むし歯予防や歯並びの維持などが期待できます。

• むし歯・歯周病の予防
• 口臭改善
• 歯並びの影響がなくなる
• 痛みや腫れの原因を取り除ける